はい。筐体設計・製造.comでは、通常の曲げ金型を使用して2回曲げをしてZ曲げをする場合、加工することができるZ曲げの高さには制限があります。この通常の2回曲げを加工できる最小の高さは下表の通りです。
この高さよりもZ曲げの高さが低い場合、高さの低いZ曲げとなります。
板厚 | 通常Z曲げの最小の高さ |
0.8 | 6.3 |
1.0 | 6.9 |
1.2 | 7.4 |
1.6 | 9.5 |
2.0 | 12.2 |
2.3 | 14.1 |
2.6 | 14.9 |
3.2 | 17.5 |
高さの低いZ曲げは通常の曲げ金型を使用して2回で曲げることができません。そのため、専用の段曲げ金型を使用して、1回でZ曲げを加工することになります。ちなみに段曲げ金型については下記記事のテクニカルニュースでも紹介しています。
弊社は高さの低いZ曲げ専用の金型をいくつか保有していますので、条件が合えばZ曲げが可能です。
ただし現在弊社が保有している金型で加工できるZ曲げ高さ、形状等には限りがあるので、詳細は筐体設計・製造.COMにご相談ください。
弊社が保有していないZ曲げ高さの金型の場合は新規に金型を製造するため初期費用がかかってしまいます。
弊社はZ曲げ高さを調整できる金型も保有しています。この金型を使用すれば初期投資なしで任意のZ曲げを加工できます。ただし高さをその都度調整する必要があるため、量産向きではありません。詳細は筐体設計・製造.COMにご相談ください。