はい。筐体設計・製造.COMでは大小さまざまな蝶番を製造しています。
蝶番の丸まっている部分は、カール金型と呼ばれる蝶番の外径Rに合わせたRの溝があるプレス金型を使用して製造しております。
材料の板金をこのR溝に沿って送り込んでいくと、R溝に合わせて板がカールします。
この時、何も加工せずに平板のまま送り込んでいくと
R溝にうまく入っていかないため、案内として板の先端部分を先にRに曲げておきます。
この加工は先ダメと呼ばれています。
このように蝶番は
①先ダメ工程
②カール工程
と2工程を経て加工されます。
下の写真が、①先ダメ工程、②カール工程を加工するプレス金型です。
加工された蝶番の写真と合わせて参考にしてください。
↑①先ダメ成形用の金型の写真
↑先ダメ加工後の蝶番の写真
②蝶番の製造の様子は以下のようになります。
↑左側がカール後の蝶番、先ダメした状態の蝶番