はい、筐体設計・製造.comでは、精密板金レーザー加工でのコストダウン提案も常時行っております。精密板金レーザー加工におけるコストダウンの方法は、①切断加工、②溶接加工のそれぞれにございます。
①切断加工
切断加工の場合は、通常タレバン加工にてタレバン金型の形状を組み合わせて加工します。ただし、金型の組み合わせで実現できない形状は加工が不可能のため、タレパン金型の新規購入が必要になり、余分なコストが発生してしまいます。
一方、レーザー切断加工では、レーザー光線の照射部分を切断するため、自由な形状を加工することが可能となり、初期費用を抑えることに繋がります。
ただし、レーザー切断加工では、バーリング、皿モミ、ダボ、ルーバーなどの成型加工ができません。
岡部工業には、ターレットパンチ・レーザー複合機を保有しており、タレパン加工、レーザー切断加工の両方を組み合わせて加工をおこない、製品に合わせて最適な方法で抜き加工をおこなっております。
>>タレパン加工とレーザー加工を1台にて行うことができるNCTレーザー複合機とは?
②溶接加工
溶接加工の場合、従来の溶接では、溶接による歪み・変形等の修正工数がかかってしまいます。しかし、ファイバーレーザーを使用することで、1点に高出力のレーザー光線を集中し、熱を加えることが可能なため、従来溶接よりも格段に速いスピードで溶接することができます。
加えて、ファイバーレーザー溶接では、照射範囲が狭いため、板金部品に加える熱量を抑えることに繋がります。薄板板金でも歪み・変形が生じにくくなるため、修正する工数の削減・コストダウンに繋がります。
岡部工業ではこのファイバーレーザー溶接を多関節ロボットによって加工するため、常に安定した加工を行うことができます。
こちらの記事により詳しく説明がありますので、参考にしてください。