ファイバーレーザー溶接では、レーザー光による溶接のため、入熱のエネルギー密度が高いため従来よりも溶接スピードが5~10倍速くすることが可能です。溶接時間が短くできるので生産性の向上につながります。
また、筐体設計・製造.comでは、ファイバーレーザー溶接にロボットを導入することで、作業者の熟練度に寄らずに安定した溶接品質を実現しています。
さらに、従来の筐体板金の溶接では、溶接後に溶接熱による歪みを除去したり、表面の仕上げ作業が必要でした。一方ファイバーレーザー溶接では、エネルギー密度が高く、溶接スピードが速いためにワークに加わる熱が必要最小限ですむため、溶接熱による歪みがほとんど発生せず、歪みの除去作業をなくすことが出来ました。また、レーザー出力の調整により、溶け込み深さを微調節できるので、表面に溶接ビードが貫通しないように裏面から溶接することができます。このため、表面に溶接ビードが発生しないため、表面の仕上げ作業が必要な場所を減らすことが出来るのです。