ステンレスに限らずですが、板金にボルトを立てる場合は、溶接よりも圧入スタッドの方が推奨されます。

ステンレス板金にボルトを溶接する場合、溶接位置が決めにくいため溶接治具等が必要になります。また溶接の際に垂直に溶接できるように気をつける必要があります。さらに、溶接スパッタ等を除去する必要があり、余計な工数が必要になります。

そのため、板金にボルトを立てる際は、当社では溶接から圧入スタッドへの変更提案をいたします。ねじ径がM3、M4、M5であれば、ステンレス板材用の圧入スタッドが市販されています。圧入スタッドに変更することで、穴をあけるだけで位置決めが簡単になり、圧入するだけでねじが垂直になるため作業が容易になります。さらに溶接しないためスパッタは発生しなくなります。