Before
大型製缶をはじめ、大型板金部品の図面が支給される際に、設計者から紙図面を支給される場合があります。紙図面の場合、加工業者が図面を読み取り、3次元CADデータを起こす必要があります。この時、図面の読み取りの際に数字の読み取り間違いが起こる可能性があります。また、紙図面では立体的に製品を捉えることが難しく、3次元CADに起こした際に部品同士の干渉や、嵌め合い箇所で不具合などが発覚し、寸法確認のやりとりが発生する場合があります。これによって作業コストの増加につながってしまいます。
V
After
3次元CADデータでの製作図面の受け渡しが可能であれば、3次元CADデータを起こす作業時間を削減することが可能であるとともに、紙図面からの数値の読み違いなどのヒューマンエラーを回避することができます。また、板金加工業者による3次元CADのデータの作成時間が不要になるだけではなく、3次元CADデータからCAMデータへのスムーズな変換が可能となり、リードタイムを大幅に短縮することが可能になり、作業コストの削減にもつながります。
POINT
設計者から紙図面を支給された場合、3次元CADデータを起こすための工程や紙図面からの数値の読み違いなどのヒューマンエラーなどが起こることがあります。3次元CADデータでの製作図面での支給であれば、データ起こしや修正のための工程が削減され、生産リードタイムの短縮とコストダウンを実現できます。