「切り起こし」とは、抜き加工と曲げ加工を一体化させた加工方法です。別名、切込み型・スリット・ランスとも呼ばれ、ワークの一部でL字金具を作る際に切り起こしを行います。

切り起こしを製作する際には、フック・位置決め・ストッパーなど、目的に合わせて金型を使い分けます。他の部分や、曲げなどによる干渉が無く、一定条件を満たす場合、ある程度の複雑な形にも対応することが出来る加工方法です。

切り起こしの注意点としては、下記の通りです。

  • 大型ワークへの切り起こしは困難なケースも多い
  • 切断と曲げが別工程だとコスト高につながる
  • 加工限界を把握する必要あり

>>切り起こしとは?精密な切り起こし板金加工のための注意点について解説