耳付き金型とは、板金の曲げ加工する機械であるプレスブレーキにて使用する上型の一種です。この金型は下の写真のように、曲げる先端部分が左右方向に飛び出ている形状です。
※写真(耳付き金型の写真)
耳付き金型は、金型と板金部品の曲げ部分が干渉しないように、金型の上部分が逃げていて、先端部分だけ左右に飛び出ています。
下の動画のように、曲げる部分の左右に内側に向かって折り返しのある立ち上がり曲げがある場合にはこの金型を使用して干渉を防ぐ必要があります。
また、プレスブレーキには多種類の上型がありますが、上型の種類が異なると、その耳付き金型はそれぞれ別の形状になっています。これらの形状については「リターンベンドグラフ」にて確認することができます。リターンベンドグラフについては次のページに詳しい説明がありますので参考にしてください。